第23章 愛情不足な彼ら達
『…小狐丸、キスされて嫌じゃないの?』
小狐丸「ぬしさまになら何されても…」
そう言いながら小狐丸は私の頬に手を添えながら、優しく口付けをしてきた。
『ん…っ…』
小狐丸「っ……ふ…」
軽い口付けがだんだんと深くなっていく。
深く長いキスに息苦しくなり、離れようとするが抱きしめられ後頭部を支えられ離れることを許さなかった
そんな中、誰かが部屋に近付いてきて襖を開けた。
三日月「主、居るか…ほほう、取り込み中だったか」
『!?んんっ…ぷはぁ…!み、みみみ三日月…!』
部屋に来たのは三日月だった。
私は慌てて小狐丸を離し三日月に目をやるが、キスしてる所をがっつり見られてしまった。
小狐丸「……三日月殿」
三日月「小狐…、抜け駆けは良くないぞ?」
三日月は微笑んでいるが、目が全く笑っていなかった。
それと同様に、小狐丸も目が笑っていない。
『あ、あの…2人とも……?』
声をかけると、三日月は部屋の中に入ってきてはなまえの傍にきた。
三日月「主、俺にもしてくれぬか?キスとやらを……」
『えっ…?な、なんで……』
三日月「じじいも甘えたい時くらいある…」
そう言って頬に手を添えられれば、そのまま優しく軽い口付けをされた。