第22章 蔵に纏る霊力
〜 広間 〜
私達は広間までくれば、みんな集まっていた。
大典太「随分と多いな…」
『あ、うん!この本丸は本当に刀が多いよね…私も最初驚いたし!あ、まぁ今でも改めて見るとビックリだけどね?』
すると、少し離れた場所から加州が近寄ってきた。
加州「あー、主やっと見つけた。どこ行ってたの?」
そう言いながらぎゅっと抱きついてくる加州
おいぃい!公共の場だぞ!!
ほら、大典太もソハヤもすごくガン見してきてるじゃんよ!!
『き、清光…ほら、離れて…公共の場だから…』
加州「えー、別にいいじゃん…俺たち一緒に寝た仲なんだからさ?」
大典太とソハヤに見せつけるかのように抱きしめてきた挙げ句、意味深く一緒に寝た仲だと言い張る加州
何で今言うのこの子ぉぉぉおー!!!
私が誰とでも寝る女みたいに見えるじゃん…!
あ、清光ってKYなのかな?KYだよね?
出会った時も結構KYだったもんね?
空気読めない清光だったかぁ…忘れてた
『清光、誤解を招くような言い方は止めようか?』
加州「ん?誤解じゃないし。誤解だと思ってるなら、今ここで……っ!」
危ないことを言い出しそうな清光の口を私はグッと手のひらで押さえつけた。
何を言い出すか分からない…新人に悪いイメージで見られたくないよ私は!
『清光、お前黙って…いい子だから!ごめんね、2人とも。さっき清光の言ったことは誤解だから!』
大典太「…………」
ソハヤ「別に興味ねぇよ」
……あぁ、私のイメージがぁぁあ!!
絶対に2人、私を見る目変わったよね…ああ