第22章 蔵に纏る霊力
〜 審神者部屋 〜
『ねぇ、こんのすけ』
こんのすけ「はい!何でしょう?」
私はあれから2人と別れ、自室に戻ってきていた。
そして相談があった為、こんのすけと話していたところだ。
『霊力の強さを和らげるお守りって用意できる?』
こんのすけ「用意出来なくもないですが…何故そのような物を?」
『いや、霊力強すぎる刀が居てさ…これから本丸で共に生活する予定なんだけど…霊力強すぎるから、他の刀剣が嫌がったりしたら大変でしょ?だから少しでも弱めた方が本人にとってもプラスになるのかなって思ってさ!』
こんのすけ「!…そうゆうことでしたら、すぐにでもご用意致します!」
こんのすけは納得したように短い両手を叩いた。
そうゆうところは可愛いんだけど、口うるさいから残念だよね、こんのすけ
こんのすけ「主さま!口から聞こえております!」
『え?また口に出てた?ごめんごめん、本音がつい』
こんのすけ「こんのすけは主さまを心配して言っているのですよ!」
『分かってるよ〜そんなことくらい。いつもありがとね?こんのすけ居なかったら結構しんどいから、これからも末永くお願いします』
こんのすけ「あ、主さま……!もちろんです!このこんのすけ、いつも主さまの傍に!それではお守りの手配をして参りますねで、失礼します!」
そして、こんのすけは煙と共に姿を消した。
あぁ、こんのすけも単純だなぁ…でも嬉しそうにしてるこんのすけがすごい可愛かったのは私だけの秘密である。