第22章 蔵に纏る霊力
『久しぶりに褒められた…嬉しい!』
褒められて伸びるタイプの私は嬉しくて笑顔を浮かべた。
すると、いきなり目の前に居る彼に強く抱きしめられた
?「っ…………」
『いだだだだ、いだい!!力!ちから強い!!』
内蔵が出るんじゃないかってくらい強く抱きしめてきたこの人。
内蔵出たらもう、私生きれないよ!?
そんな不死身じゃないんだから、優しくしてくれよ……
?「あんただけだ……俺に触れてくれたのは…」
『私は触るの好きだから…!』
?「…………あんたは、一体何者なんだ…」
『え?私は…審神者です…あ!愛のある方の審神者だからね!前任と一緒にしないでね!』
?「……審神者…か。俺は、大典太光世…長らくこの蔵に封印されていたんだ」
『こんな場所で封印なんて……出来ることなら私の部屋に封印したいよ、こんな場所より私の部屋の方がいいはず…!』
宗三「なんで貴女の部屋に封印するんですか…」
『いや、封印された方が落ち着くのかなって思って!だったら本丸で大事に封印擬をしようかなって!』
数珠丸「封印されたい訳では無いような気はしますが……」
大典太「別に封印たいわけじゃない…願う事なら、外に出たいんだ…」
『よし、ならたっくさん外に出よう!一緒に遊んだり、一緒にご飯食べたり、一緒にお風呂入ったり!』
にっかり「……お風呂は…行きすぎな気も…」