第22章 蔵に纏る霊力
にっかり「帰れと言われてもね…。主、どうする?……って…泣き過ぎだよ…」
にっかりは帰れと威嚇してくる2人に苦笑いを浮かべながら、なまえに話を振ったがまだ少し泣いていた為、にっかりはしゃがみ込み頭を撫でてくれた。
『だって……ダンボール退かしたらマネキンみたいに座ってて…急に動いたから怖かったんだよ…!』
?「……今度は化け物扱いか…」
そう言って、座っていた彼は俯いた。
その悲しそうな横顔を見て私は少し考えた。
そして、2人に問い掛けた。
『……あの…本当に刀剣男士…なんだよね?』
?「…………」
少し顔を上げてこちらを睨み付けてくる2人
いや、別に疑ってるわけじゃないよ!?
ただ、念のために確認ってゆうか…なんてゆうか……!
もうあれだ、これは本丸に連れて帰ろう…なんか悲しそうだし…訳ありな感じもするし……。
『あ、あの……さっきはごめんなさい…。良かったらだけど、一緒に本丸に帰らない……?』
?「…俺たちを本丸に置いたところでいい事なんてないぜ」
?「……封印されてる位がちょうどいい」
え……That's ネガティブ……。
闇が深そうで扱いに困る…←
『わ、私が一緒に帰りたいから…!ね?いいでしょ?』
私は女特有最大のブリっ子を演じて、一緒に帰ろうともう一度お願いしてみた。
これは帰る気になるだろ…!男の人はブリっ子すれば落ちるって聞いたことがある!←