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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第22章 蔵に纏る霊力





小走りで左文字派の部屋に到着すれば、部屋の襖を躊躇いもなくスパンっと開けた。


『にっかりとじゅじゅまるは居るー?』


部屋を見渡せば、にっかり、数珠丸、宗三の姿があった。


宗三「なんですか…人の部屋に無断で入ってきて」


『あ、ごめんごめん。でも急用だったからさ!やっと見つけたよ、2人とも!』


2人を見れば、2人はきょとんとしたような表情を浮かべた。


数珠丸「私達に何か御用でしたか?……後、じゅじゅまるではなく、数珠丸です」


『あ、じゅじゅまるの方が呼びやすかったからつい。あ、用っていうのは昨日話してた蔵の話なんだけど…!』


にっかり「あぁ、その話か。その事なら、今3人で話をしていた所だよ」


『え?そうなの!?それなら話は早いね!』


宗三「はぁ…喧しいのでとりあえず座ってください」


喧しいだと…?
こっちは蔵の話が気になって気になってしかたないんだぞ!
まぁ、ホラーとかミステリーとか苦手だけど…怖いもの見たさってあるじゃん!それだよ、うん

そんなことを脳内で考えつつ、とりあえず宗三の隣に座った。


にっかり「それで…心の準備はできたのかい?」


『うん!今日ね、蔵に行くよ』


宗三「へぇ、お1人で行かれるなんて…勇敢ですね」


『誰が1人で行くって言った?ねぇねぇ、いつ言ったの?』


嫌味か!美人なのに嫌味言ってくるのか!
1人で行ったら呪い殺されそうな気がする、霊力に
だから誰かを道連れ……じゃなかった、付き添いを頼みたいね


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