第20章 癒しの時間
鯰尾「主の隣は俺に決まってるでしょ?」
『いや、決まってないよ』
どこから湧いてきた…鯰尾
夜這いするようなやつの隣で寝たらただのアホだろ
とりあえず皆を責任もって寝かしつけなきゃ!!
一期にお覚悟される……!!
『あ、みんな!とりあえず自分の布団に入ってくれる?』
私の言葉を聞けば揉めてた子達も渋々布団へと入った。
とりあえず収まった、よかった……
『今日は皆と一緒には寝れないけど、寝付くまでここに居るからゆっくり眠ってね?』
包丁「一緒に寝たかったなぁ…」
『よしよし、また今度ね?』
そんな包丁の頭を優しくなでながら皆の様子をみた。
骨喰と鳴狐に関しては、既に目を閉じて寝付く体制だった。
とりあえず、私は部屋の明かりを消した。
乱「主さん、また明日ね?」
『うん、また明日』
電気を消した途端、みんなは自然と寝付いた。
規則正しい呼吸が聞こえてくる
『……寝ちゃったか…』
皆が寝静まってしまえば、先ほどの賑やかさが恋しくなる。
もう少しだけここに居ようかな…
そう思いながら皆の寝顔を見ていれば、薬研が声を掛けてきた。
薬研「なぁ、大将……」
『うっわ……ビビった…、起きてたの?』
私は皆を起こさないようになるべく小さい声で話す。