第20章 癒しの時間
『はいはい、今剣と蛍丸と愛染はお帰りだよ〜』
私は3人に声をかけた。
すると広間の入口まで3人は歩いてきた
蛍丸「はぁ、主と寝るのはまた今度かな」
愛染「今日の所は国行と寝るかっ」
今剣「あるじさん!またいっしょに寝ましょうね!」
『もちろん!ほたるんも愛染も後で一緒に寝ようね?』
その言葉に蛍丸と愛染と今剣は嬉しそうに笑った。
明石「ほんなら俺も…」
『明石とは約束してない』
明石「はぁ、酷いですわ……」
そんな明石を放置して蛍丸は私に声をかけてくれる。
蛍丸「楽しみにしてるから」
『私も楽しみにしてるからね!』
愛染「んじゃ、ぼちぼち部屋に戻るかぁ」
蛍丸「そうだね。じゃあ主、また明日ね?」
今剣「またあそんでくださいねー!」
そう言って、3人は保護者と共に部屋へと戻っていった。
手を振りながら見送れば、広間に残ったのは粟田口だけになった。
『さて、みんなも部屋に戻ろっか』
包丁「おー!早く寝よう!」
みんな立ち上がれば、先頭切って私の手を握り部屋まで引っ張っていく包丁
信濃「俺も大将と手繋ぎたい!」
包丁が握ってない方の手をぎゅっと握ってくる信濃
今日はなんていい夜なんだろうか。
『包丁引っ張りすぎだから!焦らなくても逃げないって!』