第19章 刀剣だって性欲あるよ
そんなこんな、皆で夕食を済ませれば私はまんばくんの部屋に向かった。
今朝からずっと無視され続けてるし、なんだか納得がいかない。
言いたいことがあるならはっきり言えばいいのに!
理由もわからないまま無視とか結構傷付くからね?
そして、私はまんばくんの部屋の前に着いた。
『…………』
声をかけようとしたが、まんばくんが1人でヤってたことを思い出すと声かけるか少し戸惑ってしまう。
ど、どうしよう……また1人で悶々とシテたら…!
邪魔になるよね…そしてまた巻き込まれるよね、うん
私が部屋の前で悩んでいれば、誰かに声を掛けられた。
堀川「あれ?主さん?」
『はっ…!堀川!』
堀川「難しい顔してどうしたの?」
堀川は私の近くまで来れば顔を覗き込んできた。
うっわ、やっぱりすごく可愛い顔してる…
あぁ、短刀じゃないのにエンジェル……
『あ、まんばくんと話がしたくて……中にいるのかなぁって思ってさぁ』
堀川「んー、きっと居ると思うよ?僕が呼んであげるよ」
『えっ、それはちょっ……!』
堀川「兄弟〜、居るー?」
中に声をかけながら襖をがらりと開ける堀川。
待てと言うのが遅かった……。
いや、これで1人でヤってたらどうすんの!!
まんばくんが可哀想でしょ!!堀川!←