第19章 刀剣だって性欲あるよ
『はぁ〜……なんか今すごく癒されてるよ…』
座った位置からぐるりと周りを見れば粟田口のショタがたくさんいる。
もうそれだけで癒される……
どこかのドMとは大違いすぎる
五虎退「主様…大丈夫ですか?」
前田「なんだか顔が疲れてますが…」
『うん、すごく疲れてる…今日ね、新しい刀を顕現したんだけど…そいつを相手にしてたらすごく疲れちゃってさ』
私はげっそりしながらため息を吐いた。
すると、隣に座ってた一期が優しく頭を撫でてくれた
一期「主殿、無理は禁物ですからね…」
『ありがとう一期〜、ほんとに癒しだ…』
そんなこんな粟田口に癒されていれば、汚らわしい乱入者が来た。
亀甲「ご主人様、やっと会えたね…」
何故か亀甲に後ろから包まれるように抱きしめられた。
『……げ』
なんで来たの…私の癒しの時間を崩しやがって…!
長谷部は何してるんだ…!!
私は長谷部の方を見た。
長谷部「こら、お前ら!食事中に喧嘩するな!」
蜂須賀「贋作と一緒に食事なんて…」
浦島「いいじゃん、たまにはさぁ!」
長曽祢「そんなに嫌な顔してたら、折角の食事も不味くなるだろ」
蜂須賀「っ……」
長谷部「不動…甘酒ばっかり飲んでないで飯を食え!」
不動「長谷部はうるさいなぁ、主よりうるさい」
長谷部「なに……!?」
どうやら長谷部も気苦労が耐えないらしい。←
しかたない、亀甲くらいは面倒見てやるしかないか……長谷部ばっかり可哀想だし。
そんな事を考えていれば一期が亀甲を見ながら尋ねてきた。
一期「おや?新しい刀剣かい?」
亀甲の存在に粟田口の皆は亀甲を見ていた。
いかん…目が汚れるから亀甲を見ちゃいけません!←
亀甲「新しく顕現されたんだ、ぼくは亀甲貞宗。よろしく」
薬研「ほう、また新たな仲間が増えたんだな。大将、頑張れよ?」
薬研がにっと笑いながら他人事みたいに言ってきた。
なんなんだよ…薬研、絶対亀甲が危ないやつだって気付いてるよな…絶対!
この短刀詐欺め…