第19章 刀剣だって性欲あるよ
それを部屋で聞いていたなまえは……。
…………え、なに、アイツら。
バカなのか?バカだよね?
縁側と言えど、他にも縁側あったよね?
よりによって審神者に近い縁側で性欲の話をするか?
なんなの、狙ってんの?わざとなの?
それに加州…言いふらしてんじゃねぇぇえ!!!
夜伽したら報告制なの!?嫌だわ〜…
ってか、刀剣男士に性欲なんてあるんだ
刀なのに人間に近いんだなぁ、本当に。
そろそろ部屋に鍵でも付けようかしら。
このままじゃ、性欲が満たされるまで…腰が砕けるまで犯されそうだ……
ビッチへのルートが解禁されつつあるな…そんなのやだ!
襲われないように気をつけよう…危ない、マジで
そう心に誓ったなまえだった。
すると、部屋にこんのすけが現れた。
こんのすけ「主さまー!」
『うわっ!こ、こんのすけかぁ、びびった』
こんのすけ「随分と暇そうですね、主さま」
『いや、さっきまでしんどかったんだよ!今は休んでるけど!』
こんのすけは疑ったような目を向けてきた。
『やめなさい、その目!』
こんのすけ「まぁいいです。今日は政府様から伝言です!今日から本丸の日常を報告書に纏めて提出するようにとのことです!」
『え、なんでいきなり……めんどくさ』
こんのすけ「相変わらずやる気無いですね、主さま…いい加減にしないと政府様から苦情が来ますよ?」
『ちゃんとやってるでしょ私!刀剣男士をまとめてるでしょ!頑張ってると思うよ?私』
これだけまとめるの大変なんだからね、マジで。