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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第4章 粟田口




その姿を静かに見ていた黒髪の子が口を開いた。


?「あの…手入れ…してもらえるんですか…?」


不安そうな顔をしながら小声で話す黒髪くん。


『手入れ?手入れさせてくれるのか!?』


?「あ…いや、その…」


?「兄弟…」


少し気まずそうな二人に明石は口を開いた。


明石「主はんの事、信じたん?」


?「「………」」


明石の言葉に黙り込んでしまった二人。


明石「主はんを信じてないのに、手入れなんてするわけないやろ」


蛍丸「そうだよ、主に手入れされるのは主を好きな人だけ。俺が許さないよ」


愛染「…(蛍…顔怖いなぁ…)」



?「……本当は審神者なんて信じたくないし、頼りたくない…でも、みんなが痛そうだから…治したいって思って…でも俺達にはどうにもできない…」


苦しそうな顔をして俯きながら話す黒髪くん。


『わかった、私が治すよ…!』


愛染「えっ、まじで言ってんのか!?」


『こんな美少年の苦しむ顔なんて見たくないよ!だから手入れしたる!手入れしたら私に懐いてほしい願望はあるが』


?「…まだ信じてない」


『それでもいいよ。ゆっくり愛し合おうじゃないか!』


明石「ほなら、俺も…」


そう言って近くに来ればお尻を撫でてきた明石を追い払う。


『私は明石じゃなくてこの子たちに言ったの!あ、二人共名前は?』


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