第4章 粟田口
『蛍丸…貶してるのか!?それとも褒めてるの!?』
ついつい思ったことが口に出てしまった。
どうやら私はお口チャックが苦手らしい←
蛍丸「もちろん、褒めてるよ。俺の主だもん」
『ほたるんーーー!!あぁ、愛しい…愛してるぞ…!』
可愛すぎる蛍丸をぎゅっと強く抱きしめた。
それに応えるように蛍丸も私を抱きしめてきた。
蛍丸「俺も好き」
『ぐはっ…私を萌え殺す気か…』
なんだこの子、本当にブラックだったのか?
てゆうかこんないい子が居るのにブラック化するなんぞ…許せん!!!
「「「「……………」」」」
二人の世界になった私たちを無言で見つめる4人。
私は見知らぬ二人を見ながら気になったことを尋ねた。
『あの…ちょっと聞きたいんですが』
?「………なに」
『さっき好きだって言いましたよね!?いきなり過ぎてビックリしました~あはは。ついに私にもモテキと言うのが来たんだね!』
その言葉に真顔のまま変な人を見る様なまなざしを送られる。
?「……好きなんて言ってない」
『え、言ったよ!好きだって言ってた!好きとか言いながら斬りに来るとか…ヤンデレか!?』
?「…うるさい…斬られたい?」
そう言って再び刀を向けてきた白い髪の男の子。
『すみませんっした』
私は再び土下座しました。←