第18章 刀の顕現作業
『長谷部、引き受けてくれる?』
長谷部「はい、主命とあらば」
『ありがとう長谷部!!!いやぁ、本当に助かるよ…長谷部大好き!』
長谷部「主にそう言っていただけて光栄です。後はこのへし切長谷部にお任せを」
そう言いながら立ち上がれば、長谷部は目付きを変えて不動と亀甲を見た。
長谷部「今日から俺がお前らの面倒を見ることになった、へし切長谷部だ。主には迷惑をかけぬようにしろ」
不動「えー……俺は主に面倒見てほしい」
亀甲「ぼくも、ご主人様に可愛がられたいな」
亀甲貞宗、残念だったな
私がお前を可愛がることは無いぞ
そう内心で思ったのは秘密である。
長谷部「主に迷惑はかけるな!ごほん……主、コイツらは俺に任せ、ゆっくりしてください」
『長谷部、ありがとう……ほんとにありがとう…!じゃあ私はとりあえず部屋に戻るね!』
長谷部「えぇ、無理をなさらずゆっくりお休みください」
不動「俺の意見は無視かよ〜…」
亀甲「ご主人様は放置プレイが好きらしいね」
私は2人の言葉をあまり聞かないように、足早に廊下を歩いてとりあえず自室へと向かった。