第18章 刀の顕現作業
?「ひっく…俺は不動行光。信長公がたいそう愛した逸品なんだ…どぉだ、すごいだろぉ〜」
信長って……織田信長!?
まじか…そんなすごい子が我が本丸に……!
いや、待てよ…知らないだけでここに居る刀剣男士もすごい人が使ってたかもしれない…
あー、もっと学生時代に歴史の勉強をしとくんだった…!!!
そんなことを一人考えていると、不動は声をかけてきた
不動「なんだ…?今度の主はあんたなのか?…信長公と違って……、随分と弱そうな奴だな…お前」
『よ、弱そうって…!まぁ信長さんよりは断然弱いけど……』
そりゃ大魔王と呼ばれてた織田信長に私が勝るわけが無い。
だって私はただの人間だからね!←
不動「ひっく…俺は信長公以外の主と関わったことがないんだ…だからあんたが初めてってわけ…」
『えっ、そうなの!?まじか…まじなのか…』
織田信長の次の主が私って……プレッシャーすごいんだけど!!!
でも審神者に恨みもないみたいでちょっと安心かも……それにしても不動は顔赤いし…酔ってる?
不動の手元を見れば、甘酒の瓶を持っていた。
こりゃ酔ってるわ……吃逆してるし…!
『ふ、不動くん……酔ってる…?』
不動「酔ってない……ひっく」
いやいやいや、酔ってるだろぉぉぉお!!!
え、なに…酔ってるのも気付かない子なの?え、そうなの!?