第18章 刀の顕現作業
『…甘酒飲んでるじゃん!』
不動「ん?これは、甘酒であって酒じゃないぞ…」
いや、甘酒にもアルコール入ってるでしょ…!
まぁ度数が1%未満だったら酒とは認められないけど!
『見た目によらず飲むんだね……』
不動「見た目はこうだけど、あんたより云百年生きてるんだからな〜……ひっく」
忘れてた。年上でしたね、うん。
刀剣男士をつい年下に見てしまう…私はそのうち罰が当たりそうだ!ごめんなさい、まじで!
『そうだよね…お疲れ様です』
不動「あんたも飲むか?甘酒…」
そういって、不動は自分の飲んでいた甘酒を私に差し出してきた。
『いや、私は…いいかな……』
不動「遠慮することないだろぉ?」
甘酒を押し付けてくる不動
なんで飲ませたいんだ、コイツ…!
私は昨晩の一件で酒が苦手になったんだ…、もうあんな過ちは犯したくないんだよ!!
『いいってば…ほんと…不動飲みな?ね?』
不動「ちょっとくらい…いいだろ?」
目を細めながらこちらを見てくる不動
そんな目でこっちを見るな……!
私はどうやら断るのが苦手らしいな…初めて知った…
『はぁ…しかたないなぁ。一口だけね?』
そういって、私は不動の持ってた甘酒を受け取ればほんの少しだけ口に入れた。