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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第1章 今日から私の本丸





中に入ると空気が更に淀んでいて、まるで噎せ返りそうな空気だった。

この中で刀剣男子が暮らしているのだと思うと、とても心配になる。


『こんのすけ、本当に此処に刀剣男子が住んでるの?』


こんのすけ「はい!でもブラック本丸故、怪我をしていたり、破壊されてたり…様々な事が有り得るので、隅々まで探さないと詳しくはわかりません…」


『そっかぁ…。なんか、今更だけど…不気味な屋敷だね…』


屋敷を眺め、庭に目を移した。
すると庭の池にキラリと光っている刀を見つけた。


『こ、こんのすけ…!あれって…刀…?』


池に沈んでいる刀を指さしながらこんのすけに尋ねた。


こんのすけ「あ、あれは…!まさしく刀です、主さま!」


『ま、まじですか…!は、早く助けないと…!』


刀と聞けばこんのすけを一度降ろして、冷たい池に手を伸ばしたが、届きそうで届かない深さだった。


『あと少しで届きそうなのに……って、うわぁぁあっ!』


こんのすけ「あ、主さまー!大丈夫ですかー!?」


手を伸ばし、刀を救い上げようとしたが足を滑らせ自分が池に落ちてしまった。


『げほっ…うぇー…落ちた…!さむっ…あ、そんな事より刀!』


池から顔を出して身震いしてから、足元に沈んでいた刀を拾い上げた。


『ふぅ…無事に拾い上げれた…』


こんのすけ「主さま!お怪我は有りませんか!?」


『あ、うん!大丈夫だよ!ちょっと寒いけど…それにしても、この刀重くて大きいけど…誰だろ…』


広い上げた刀は、大きくて重たい刀だった。



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