第18章 刀の顕現作業
『それじゃ、ちょっと失礼して……』
長谷部に顔を近づけてキスしようとした瞬間に、長谷部はぎゅっと目を閉じた。
なんだろ、初々しい…←
私は軽く口づけをして、神力を注いだ。
長谷部「ん……」
『……ん、怪我治った!』
怪我の完治を確認してから唇をゆっくりと離した。
すると長谷部は自分の身体を見ながら嬉しそうな顔をした
長谷部「主、ありがとうございます…!本当に口づけで手入れができるとは……主はすごいです」
『いやぁ、褒められると照れるよ〜』
まだまだ手入れしなきゃいけない刀剣いるけど、とりあえず長谷部は手入れ完了!
って、ブラック本丸の割に軽傷な奴ら多くね?
重症とか最初の来派とか歌仙とかだけだよね?
いやぁ、油断してたら斬られるとこだったわ……あぶね
長谷部「さて、主。まずはどの刀から顕現しますか?」
刀を見ながら長谷部が尋ねてきた。
『あ、んー……やっぱり小さい刀から顕現しようかなぁ…可愛い子がいいし!』
長谷部「短刀は4振りありますね…どれにしますか?」
んー、どれにしようかな……
とは言っても刀を見ただけじゃ性格も容姿も全くわからないんだけど!
『とりあえずこれにしよっかな!』
私は適当に真ん中から右の刀を手に取った。