第17章 初めての鍛刀
岩融「…お主、何者だ……?」
『え、あ、私は…審神者とかってゆう感じの…アレです……』
審神者と聞いた瞬間、岩融は長い薙刀を私の顔ギリギリに向けてきた
またこれなの!?!?
久しぶりに変な汗をかいた…!
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
顔に薙刀の刃が当たりそうで怖い!
動いたら殺られそうだと察知すれば私はおとなしく両手をあげた
岩融「今剣から離れろ」
『は、離しました!ほら、手を上げてるでしょ!?』
岩融「身体がくっついているだろう!」
いやいやいやいや!
これは今剣から抱きついてるからであって私は今触れてないからね!?
あまりにも理不尽過ぎると思うんだよね!
『私は今触ってないでしょ…!』
岩融「いや、触れてる」
『これは今剣が私に抱きついてるからであって……!』
ああぁぁ、話の通じない奴だ!!!
小屋から持ってきた刀もこんなんだったら私の身が持たないよ!
すると、今剣が目を覚ました
今剣「んー…あっ、あるじさま…おはようございます!」
目を擦りながらこちらを見て可愛い笑顔を浮かべながら挨拶をしてくる。
今はそんな呑気に挨拶をしてる場合じゃないんだよ!!可愛いから許すけど!!
『今剣…助けて……まじ』
今剣「…あっ!!岩融!!!!」
私の言葉に今剣が岩融に目をやれば嬉しそうに笑顔を浮かべ岩融に抱きついた。
それと共に私の顔から刀が離れた。