第17章 初めての鍛刀
すると、時間が5時間と表示されていた。
『え?5時間?これって…岩融?』
今剣「これは…きっと岩融です!!」
時間を見ながら嬉しそうに笑みを浮かべる今剣。
まさか1回で狙いを当てるとは…恐るべし、今剣!
これって5時間待たなきゃいけないのかな?
『ねぇねぇ、これってさ…待つようなの?』
今剣「そうですね……お手伝い札もないのでまつしかなさそうです…」
待つのか……5時間とか長過ぎる……。
あ、この間に包丁と小屋に行けば時間を有効活用できるじゃないか!
『じゃあ、待ってる間に外にある小屋に行ってこよう!』
包丁「おぉ!それがいいと思うぞ!賛成!」
『今剣はどうする?』
今剣「あ、ぼくは岩融をまってます…!なので、あるじさまは用事をすませてきていいですよ!」
まじか…なんていい子なんだ…
ここで5時間待つの?まじで言ってる?
まぁ、小屋行ってからまた様子見にくればいっか…
『わかった。じゃあ、用事が済んだらまた来るね?』
今剣「はい!ありがとうございます!」
嬉しそうに笑みを浮かべる今剣
そんな今剣に見送られ、私と包丁は部屋を後にした。