第16章 酔い潰れにはご注意
あれから私は朝食を済ませ、蛍丸と別れた後に今日の予定が決まっていないことに気付く。
『そういえば…昨日酔いつぶれたせいで今日の予定決めてなかった…』
何しようかなぁ。
これを機会に皆の手入れでもしにいこうかなぁ…
あ、でも包丁の居た小屋も気になるしなぁ…
もうやることありすぎて頭回らない…!
そんなことを考えながら廊下を歩いていれば、向かいからにっかりと数珠丸が歩いてきた。
『あ、にっかりに数珠丸』
数珠丸「おはようございます」
にっかり「あぁ、キミ。いいところに…ちょっといいかい?」
『うん、いいよ。なに?』
一体何の用だろうかと、私は耳を傾けた
にっかり「実は、キミが来る前から気になっていたことがあってね…聞いてくれるかい?」
聞いてくれるかいって、なんでそんなにもったいぶる話し方をするんだろう…余計に気になるだろう…!!!
『聞くから早く言って、もったいぶらずに!』
にっかり「ッフフ…すまないね…。では話そうか…実はね、この本丸の表にあr…」
包丁「主ー!」
にっかりが話しだしたと同時に、私にいきなり包丁が抱き着いてきた為、にっかりの話を遮ってしまった。
『包丁…!?』
なんでこのタイミングなんだよぉぉぉぉ!!!
にっかりの話が気になってしかたないよ!
まぁ可愛いから何も文句は言えないんだけど…!