第16章 酔い潰れにはご注意
はぁ……まんばくんを怒らせちゃった…
しつこい…かぁ……。
『はぁ……』
懐かれていたと思ってた刀に再び冷たくされ、地味に傷ついた。
つい、ため息を漏らしてしまう。
すると、遠くの席から私を呼ぶ声がした。
蛍丸「あーるじっ、こっちこっち」
手招きして私を呼ぶ蛍丸。
私は釣られるように呼ばれた方へと近づいた。
『蛍丸〜、座るとこ探してたから呼んでくれて助かった!』
朝から可愛い蛍丸とご飯を食べれるなんて幸せ!
嫌なことも吹っ飛びそうだ……
鶴丸「よっ、主」
『げ……』
鶴丸「その反応止めてくれ…地味に傷付くぞ…」
珍しく、蛍丸と鶴丸が一緒に座っている。
蛍丸はいつも愛染や明石と一緒に座っているのに…まぁたまには気分転換も必要だよね←
『蛍丸、今日は鶴丸と一緒なんだね?』
蛍丸「うん。ほんとは嫌だけど」
鶴丸「なにっ…!?」
蛍丸に盛大に振られる鶴丸国永。
なんて可哀想な鶴
『鶴丸振られたね〜!』
鶴丸「くっ……別にいい…!蛍と座ったおかげで主と一緒に食べれるしなぁ!」
なんてポジティブなんだろうか
そんな鶴丸を可愛いと思う私は末期ですね、はい
まぁ、蛍丸が一番可愛いけど!!
『良かったねー、鶴丸。じゃあ食べよっか』
蛍丸「うん、いただきます」
鶴丸「いただきますっ」
3人で手を合わせれば、朝食を食べ始めた。