第16章 酔い潰れにはご注意
山姥切side
俺は、つい……アイツに冷たい態度をとってしまった。
それにはちゃんと理由もある。
昨晩俺は、夜中に目覚めた。
それで喉が渇いたんで水を取りに廊下に出た時だった
主であるアイツの色気のある喘ぎ声が聞こえてきた。
俺はすぐに誰かとヤっているのだと悟った
だから、アイツを見ると昨晩の事を思い出してしまう
俺も男だからな…こんな環境に女1人となれば我慢をするのも大変になってくる。
あの日の夜、アイツにシてもらったことも俺は鮮明に覚えている。
食事の場だったから覚えてないフリをしていたがな…。
アイツの顔を見るだけで、ドキドキする……
あの声…思い出すだけで身体が疼く…
山姥切「……今は、アイツと関わりたくないんだ」
歌仙「……主と何かあったのかい?」
仲間に話せるわけもないな……
みんな、アイツが好きだから…
山姥切「いや……別に。ただ、気分が乗らないだけだ…」
陸奥守「気分で主を傷付けるのは良くないぜよ。後で謝っとき?」
山姥切「……あぁ」
アイツ…いつもは元気でうるさいのに…
今日は俺のせいで俯いてた…。
アイツに嫌われるのは嫌だからな…
気まずいが、後で謝るか……