第16章 酔い潰れにはご注意
『と、とりあえず…服着よう…!服!』
手探りで服を探すが、いきなり清光が包み込むように抱きしめてきたため、私は手が止まった。
加州「俺、主の身体見ちゃってるし…今更気にしなくてもいいじゃん」
『なっ…!//』
清光の言葉に、自分の顔が熱くなっていくのがわかる。
それに先程から密着している清光の裸にも熱が上がるばかりで下がる気配がない。
加州「…俺、昨晩すごく幸せだった…ありがとう主」
抱きしめながら耳元で嬉しいような切ないような声で囁いてくる清光をつい、ぎゅっと抱き返してしまう。
『…清光…よしよし…私こそありがとう』
昨日何があってこうなってしまったのかは思い出せないが…とりあえず礼を言っておこう←
清光をあやす様に優しく背中を撫でた。
加州「……主、胸当たっててまたシたくなっちゃうかも」
『え?……あ!ご、ごごごめん!!!』
清光から少し離れ自分の胸元を見れば、慌てて離れた。
がっつり胸が当たってたぁぁあ!!
あぶっねー…今でも腰痛いのに、またヤられたら腰砕けるだろ……絶対に……!!
加州「別にくっついててくれてもいいのになぁ」
『いーや!遠慮するよ!』
はぁ、朝から疲れる……!
とりあえず着替えよう、まじで
誰かに部屋に来たらやばいからね?
こんな姿見られたら「あれ?主ってクソビッチだったの?…とりあえず消えろ」とか言われて斬られる可能性もあるかもだし!