第16章 酔い潰れにはご注意
『清光、とりあえず服着よう…頼むから』
加州「えー、俺主とまだこうしてたい…」
そう言って再び抱きついてくる清光。
あれ?肌の感触が心地よく感じる……
もしかして一晩で免疫付いたのかな?
って、こんな免疫いらねぇぇえ!
『誰か来たらどうするの!』
加州「主は俺のって見せびらかせるし、別に困らないよ?……あー、でも他のやつに主の裸とか見せたくないし…服着よっか」
清光は部屋に散らばって置いてあった服を拾えば私に手渡してくれる。
『……あ、ありがとう…?』
服を着る理由がどうあれ、私はとても安心している。
裸で誰かと一緒にいることなんてないからね…あぁ、私の処女は女子力高めの清光に奪われたのか……
受け取れば、手早に着替えて布団から出た。
清光も同じく着替えれば立ち上がった。
加州「なんか今日は気分がいいなぁ、これも主のおかげ。主、またシようね?じゃあ、俺は先行くから。」
こちらに近づいてくれば耳元で囁いた後、清光は部屋から出て行った。
『……今、また…シようって言った?』
清光の言葉に私は耳を疑った。
またヤられるのか、私は…!!!
やばい…ビッチに近づいていく……!!!
でも、なんで清光が部屋に?
とりあえず昨日のことを思い出すんだ私!!
そう考えながら、重たい腰を擦りながら朝食の用意されている広間へと向かった。