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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第15章 宴の開幕





『あ、蜻蛉切なにか飲む?お酒でいい?』


私はお酒の瓶を手にすれば蜻蛉切に尋ねた。


蜻蛉切「主に注いでもらえるなら何でも」


『嬉しいこと言ってくれる……じゃあ注ぐね?』


ゆっくりグラスにお酒を注いでいけば、他の刀達もグラスを差し出してきた。


次郎「アタシにも!」


御手杵「俺ももらっておくか」


日本号「オレにもくれるか?」


『はいはい、順番に次ぎますよ〜っと』


私は差し出されたグラスに順番ずつお酒を注いでいく。

そして、先程までケーキを食べていた太郎のグラスも空だった。


『太郎は…お酒飲む?』


太郎「ええ、いただきます」


『じゃあ注ぐね〜』


太郎のグラスにもお酒を注いだ。




〜 数十分後 〜


次郎「主はアタシの酒が飲めないって言うの〜?」


『いや……もうすごい飲んだってば…っ』


私はあれから次郎に捕まり、酒を飲ませられていた。
随分飲んだせいか少し酔ってしまった

なのに、次郎はまだ酒を勧めてくる。


次郎「まだまだ、夜はこれから長いんだからさぁ」


『ほんと勘弁して…!頼むから!』


次郎「え〜、無理」


やばいやばいやばいやばい
私ここにいたら完全に潰される…!!
早く脱出しなくては……!


『あ、私そろそろ他所に行くから…次郎さんは皆と楽しんで?ね?』


次郎「えー、もう言っちゃうのー?」


『随分居たからね…あ、太郎さん後はよろしく!』


太郎「え…、あ、はい。」


半場無理やり、次郎を太郎に任せて私はそのテーブルから離れた。



『ふぅ、やばいやばい……酔い潰されるところだった…』


ほんと無事に脱出出来てよかった……。
テーブル周りもそろそろ終わりが近づいてきた!
これが終われば私は好きな子たちと飲める!
頑張ろう!


そう思い、辺りを見渡せば三日月の背中が見えた。
そのテーブルは何だか盛り上がっていなくて、暗い雰囲気だった。

なに……なんで宴なのに葬式ムードなの?


近寄り難い雰囲気だが、三日月が居るため私はゆっくりと近づいた。


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