第15章 宴の開幕
『もう…早く酔い潰れて寝んねしなさい鶴丸』
鶴丸「なんで寝せる気満々なんだ!?俺はまだまだ酔い潰れないぞ!」
鶴丸は不満げに抵抗したもの言いをしてくる。
まぁ、鶴丸はまだまだ酔い潰れなさそうだね…
みんなお酒強いのかな?
とりあえず、皆より先に酔い潰れたくないな……
『私、ここに居座ってたら飲みが進んじゃいそうだからもう次に行くね?』
燭台切「まぁ、酔い潰れたら他の人と交流できなくなっちゃうものね」
『うん、宴でしか会えないかもしれないし!だから後は3人で楽しんでて?』
倶利伽羅「……酒の強いヤツらには気をつけろよ」
なぜか意味深い忠告をしてきた倶利伽羅。
酒の強いやつがいるってことか!
やばいな……回避しないとすぐに潰されそうだ…
『忠告ありがとう…気をつけます』
その後、3人のテーブルから離れ次はどこに行くか辺りを見渡した。
すると、見知らぬ刀剣男士がこちらをみて手を振ってきた。
『え?』
私は自分ではない誰かに手を振っているのだと思い、周りをキョロキョロと見たが…私以外この場にはいなかった。
つまり私に手を振っているのだ。
待って、知らないよ?
あの刀剣男士知らない。
なんで手を振ってるんだ……!
?「おんしゃ、こっちこっち!」
私は少しだけ恐怖心を覚えだが、まだ行ったことないテーブルだったため手を振る方へ近付いた。
『…どうも。って、歌仙にまんばくん!』
そのテーブルに来れば刀剣男士が5人ほど座っており、その中に歌仙と山姥切がいた。
あぁ、知ってる刀剣男士が居るってこんなにもホッとできるのか……!
歌仙「やぁ、主。楽しんでるかい?」
『うーん、ぼちぼちかな。さっきから刀剣男士に挨拶回りしてたから、まだあんまり飲めてないし』
楽しいんだけどまだゆっくり飲めてないからね!
ちょっとゆっくり飲みたいよね!
山姥切「……」
『あれ?まんばくん大丈夫かぁ?』
歌仙の隣に座っていた山姥切の顔を見れば、何やらぼーっとしていて頬が赤らんでいた。
これはもしや……酔ってる?
歌仙「あ、山姥切はちょっと酔ってるみたいでね…これも陸奥守が飲ませたせいで…」
?「はっはっはっ!!いやぁ、山姥切は酒に弱いのぅ!」