第15章 宴の開幕
『和泉守……』
私は可愛い子に撃沈して、近くにいた和泉守の肩に顔をくっつけグリグリした。
このやり場のない気持ちを和泉守にぶつける←
和泉守「なんだよ…俺じゃなくて国広にやれって」
『無理だよ!指1本触れられないよ!』
可愛いから触るなんて無理だ……
ショタじゃないから尚更扱いがわからない…!
?「あのー…僕も主さんって呼んでもいいですか?」
『うぇ!?あ、うん、いいよ!もちろん!大歓迎!』
?「嬉しいなぁ。あ、僕は堀川国広っていいます!良ければ仲良くしてくださいね?」
ニコッとしながらこちらを見てくる堀川国広
自分の可愛さをわかってないのかな?
その笑みは殺人鬼並ですよ??
『よろしくね?堀川国広、くっそ可愛いよ…!』
堀川「だから可愛くないですよ、主さんが可愛いです」
加州「ちょっと、主を可愛いって言っていいのは俺だけなの!」
堀川に嫉妬したのか、清光がムスッとしながらこちらを見ている。
『さっき清楚のイメージと違うって言ってたじゃん』
加州「だからごめんって…!」
大和守「清光、ドンマイ」
えええ!?ドンマイって言ってる場合じゃないからね!?お前が一番酷いからね!?
そんなことを考えていれば、長曽祢に声をかけられた
長曽祢「あんた、ちゃんと食べてるか?さっきからあっち行ったりこっち行ったりで忙しそうだからな」
『あ、うん!ちょくちょく食べてるよ!そうゆう長曽祢は……食べてる?』
長曽祢「あぁ、美味しく頂いてる」
『よかった〜……和泉守も堀川も清光も安定もたくさん食べてね?』
加州「ありがとう主!」
和泉守「お前も飲むか?」
酒の瓶をチラつかせながら飲みに誘ってくる和泉守
今飲んだら後が持たなそうだからなぁ…
『まだいいや…他のテーブルも回るようだし』
堀川「人数が多いからね…疲れたらちょっと休んでもいいんだよ?」
私の頭を撫でながら顔を覗き込んでくる堀川
撫でながらはやばい……萌え死ぬー!!
『あ、ありがとう堀川…のんびり緩く回るね?』
長曽祢「テーブル周りが終わったらゆっくり飲んだらいいぞ。楽しまないと損だしなあ」