第3章 お仲間が増えました
『……えっ』
明石にいきなり抱きしめられ、耳元で低音ボイスを囁かれフリーズした。
この状況…美味しいかもしれないが、恥ずかしすぎだろ!
自分の熱が上がっていくのがわかる。
明石「早く…自分に触ってや…主さん」
『なっ…、ま、待てぇぇぇぇぇぇいいいい!!!!!』
私の身体を撫でながら囁く明石に飲み込まれそうになるが、間一髪で正気を保ち明石を押しのけた。
明石「なんや、蛍や愛染には触ってるのに…自分には触ってくれへんの?」
『お前の触っては意味が違うだろ!!!下心有り過ぎだ!それに色々エロい!!!あかんぞ!!!!!』
バッと立ち上がり、明石を指さしながら発狂する。
明石「おー、こわっ。でもそうゆう反応も新鮮でええですよ?」
『うるさぁぁぁぁぁいいい!!!エロ明石が!』
そんなやり取りを見てた蛍丸と愛染が明石を見て口を開いた。
蛍丸「国行…主の半径1m以内に入らないで」
愛染「お前だけの主じゃないんだからな!」
『あぁぁ…君たちは本当にいい子だね…すきよ』
私を守ってくれた二人を優しく抱きしめて背中をポンポンした。
明石「主さんは男の事、なんもわかってへんな…」
明石の小さな呟きは空気へと消えた。