第15章 宴の開幕
『明石の胸板とかなんかエロい…そもそも何でそんなに肌けさせてるの?』
私は涙の痕を拭いながら、ずっと気になってた明石の服装について問いかけた。
明石「これは…なんていうか、現代でいうふぁっしょん?みたいなもんですわ」
『ほうほう、ファッションなのか…そう言えば皆オシャレだよね、着こなしが…』
蛍丸「俺は?オシャレ?」
自分の服装が気になったのか、両手を広げながら見せてくる蛍丸
『うん!蛍んはすっごく可愛いよ!』
愛染「なぁなぁ、主!俺のこのシャツ見てくれよ!愛染明王!かぁっこいいだろ!?」
そう言って、自分の着ているシャツを自慢げに見せてくる愛染
『おお…なんか色合いもいい感じだし、愛染に似合ってるね?』
私には愛染明王とか言われてもよくわからない←
とりあえず黄色の色合いが綺麗だったからそこを褒めといた。
明石「主はんも、巫女服似合ってはります」
蛍丸「うん、可愛い」
愛染「主は何でも似合うけどなっ!」
私の巫女服を見ながら、3人が褒めてくれる。
いやぁ、照れる…!私褒められるの苦手だから!
『え、照れる…まさか審神者になって巫女服を着ることになるとは思わなかったからさ…なんか新鮮な感じだよ〜…』
蛍丸「でも…足出てるから心配だなぁ…。セクハラされないようにね?主にセクハラしていいのは俺だけだから」
え?蛍丸?どうしたの!?
なんかカッコイイセリフが……!
まぁ、蛍んにならセクハラされても私は嬉しいけどね!
『蛍んなら大歓迎!いっぱいセクハラして!』
明石「なら自分も…」
私に伸びてくる明石の手をパシッと振り払った。
『明石にはセクハラされても嬉しくないから!』
愛染「(主…出会った時よりもショタコンが悪化してるような……これも粟田口の短刀が原因だろうな…)」
誰よりも冷静で大人な愛染だった。