第15章 宴の開幕
厚「あ!薬研ずりー」
薬研「……っ、うるさい」
照れてる薬研!!
これは今すぐにでもカメラに納めたい!
いつもは余裕そうな顔して私に近寄ってくるからなぁ…ほんと今の薬研可愛いぞ……
『薬研可愛い!いつもこんなだったら……』
薬研「ヤられたいか?」
『すんません…ごめんなさい』
やっぱり薬研が可愛いの言葉が似合うのは一瞬でした。
薬研はショタ詐欺でしたね、はい
包丁「主ー!俺もあーんしてほしいぞ!」
席替えが待ちきれなかったのか、ちょっと離れた席から包丁が私の所に来た。
そして後ろからぎゅっと抱きついてきたのだ。
『…待って、可愛い。じゃああーんしてあげるから、とりあえず席に戻ろっか?私も移動するから』
包丁「おう!」
私の言葉に素直に自分の席に戻る包丁
私も包丁の隣の席へと移動した
隣は包丁と平野になった。
『あ、平野飲み物ないね。注いであげるよ』
平野のコップが空になっていたため、オレンジジュースを注いであげた。
平野「あ、ありがとうございます!主様に注いで頂けるなんて、嬉しいです」
『よしよし、何杯でも注ぐから言ってね?』
平野の頭を優しく撫でてあげれば、嬉しそうに照れ笑いを浮かべる平野
それを妨害するかのように、包丁が抱きついてきた
包丁「主〜、早く」
『わかったから、そんなにくっつかないでよ……可愛すぎるから!』
包丁「へへっ、主は人妻じゃないけど、優しくて暖かいぞ!」
にこっと可愛い笑みを浮かべながらくっついてくる包丁
『ほんと?人妻じゃなくても好きでいてね?』
包丁「おう、もちろん!あ、主…あーんして!」
思い出したように身体を離せば、あーんしてと口を開けながら待っている包丁…なんて可愛いんだ!!
『じゃあ、はい、あーん』
私は包丁の口内に料理を運んだ。