第15章 宴の開幕
『あ、長谷部も好きなとこ座って楽しんできて?』
長谷部「俺が楽しいのは主と居る時だけですが…主が言うなら少し嗜んで来ます。では」
私の言葉に長谷部は空いてる席に座り、すぐ周りに馴染んでいった。
『さて、私は何処に行こうかなぁ…』
みんなバラバラに座っているが、仲良いであろう刀同士は同じテーブルに座っているようだった。
とりあえず可愛いショタに癒されようと、私は粟田口の席にお邪魔することにした。
『やっほ〜、楽しめてる?』
粟田口のテーブルに来れば皆嬉しそうな顔をしてこちらを見た。
乱「あ!主さん!来てくれたんだぁ!」
秋田「こっちに座ってください!」
私は秋田に腕を引かれながら空いてる席に座った。
隣には秋田、五虎退が居る状態だ
『秋田、ありがとう!あ、五虎退ちゃんと食べてる?』
五虎退「は、はい…!主様の手料理…すごく美味しいです…!」
『あぁ…五虎退ありがとう〜、もう癒されるよ〜…』
私は隣に居る五虎退をぎゅっと抱きしめた。
粟田口は可愛い子が多いから、ほんとにさっきの疲れがどこかにぶっ飛んでいった、ありがたい
五虎退「あ、主様……//」
『もうお持ち帰りしたいレベルに可愛い』
秋田「じゃあ僕もお持ち帰りしてください…!」
おいおい、なんだこのヘブンは…
この純粋そうな可愛さ…!まじでお持ち帰りしたい!
まぁ、同じ屋根の下に住んでるけど!
『じゃあ今日は五虎退と秋田をお持ち帰りして……』
一期「主殿」
私の言葉にニッコリと黒い笑みを浮かべている一期一振
こわいです、とても怖いです
『じょ、冗談だよ……!』
一期「あ、お持ち帰りなら私が承ります」
『え……?』
それって「私をお持ち帰りしてください」ってこと?
あ、甘えたい気分になったのか?
それならお持ち帰りしても……いや、でも可愛さが……ない←