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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第15章 宴の開幕





私は大人数の目に耐えきれず、長谷部を手招きして呼んだ。
するとすぐに気付きこちらに来てくれた。


長谷部「主、大丈夫ですか?」


長谷部は心配そうにこちらを見てきた。


『うん、ダメかもしれない。だからこの宴を早く始めちゃってください』


長谷部「俺でいいんですか?」


『長谷部じゃないと無理だから…!』


ほんとに長谷部じゃないとこの場はしきれないよ!
鶴丸なんかぼーっとしてるだけだし…!


長谷部「主…頼っていただけて嬉しいです…!主命とあらば、このへし切長谷部何でもこなします」


すると、長谷部が私に少し頭を下げてから大人数の方へ向き直った。


長谷部「主の命により、これから宴を始める!主に迷惑をかけないよう、楽しむように!」


長谷部の掛け声により、先ほど静まり返った広間はまたガヤガヤし始めた。

こうして、初めての宴が始まった。


『長谷部ほんとにありがとう…!助かったよ…』


長谷部「いえ、主の命とあらば」


再び胸に手を当て静かに頭を下げる長谷部
なんて忠実な刀なんだ……長谷部いい子…、ショタじゃないけど!


鶴丸「主…さっきはすまなかった。まさかあんなに驚くなんて思わなくてな…」


苦笑いをしながらこちらに近寄ってきた鶴丸
とりあえず、鶴丸を儚いと思ってた私の気持ちを返してほしいものだね、ビックリじじいが


『はぁ…別にいいよ。今日は宴なんだから、鶴丸も楽しんで?後で鶴丸の席にも遊びに行かせてもらうから!』


鶴丸「本当か!?なら、主が遊びに来るのを待ってるからな!」


そう言って、満足げに席に着いた鶴丸
意外と可愛いところあるなぁ……なんて思ったのは内緒である。


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