第15章 宴の開幕
目立たない場所で色々考えているなまえの背後に迫る影にまだなまえは気づいていなかった。
鶴丸「……わっ!!!」
『ぎゃぁぁぁああ!!!』
いきなり後ろから肩を捕まれ誰かに驚かされた。
色々考えてた所為か、いつも以上にびっくりし声を荒らげてしまったなまえ。
その声に、その場に居た刀剣男士が一斉になまえを見た。
そしてガヤガヤしていた広間は静まり返った。
鶴丸「ははっ、こりゃ驚いた!いい反応するなぁ、主は」
私の驚きに嬉しそうな反応をしている鶴丸。
私は今、鶴丸に脅かされたせいで刀剣男士の目に晒されたのだとすぐに理解出来た。
『……………………』
鶴丸「…?あ、主?驚き過ぎて泣いたか?」
『……お前はバカなのかぁぁぁぁあ!!!』
鶴丸「ば、バカ!?」
『脅かすことは今やることじゃないよね!?後でいいよね!?私は今ビビってたんだよ!宴にこんなに集まってくれると思ってなかったから…!まだ会ったことない刀も居るのに…!「あ、あの審神者うるせぇから斬っちゃおうぜ?あはは」みたいなノリになったらどうする気!?見て、今のこの状況!私この人数に勝てる気しないよ!?』
鶴丸「あ、主……一旦落ち着け…、悪かったから…」
私のマシンガントーク並のビビりを鶴丸に伝えた。
すると鶴丸は謝ってきたが…………謝って静まる雰囲気じゃねぇんだよぉぉぉ!!!
ほら、みんな見てるよ…?
まじで許さん、儚さ詐欺の鶴丸が……!!!