第14章 宴の準備
あれから料理もだいぶ形になってきた。
『よし、これを盛り付けて……デザートもあった方がきっと喜ぶよね、可愛いショタ達が!』
だいたい料理を作り終えれば、私はデザートにケーキを作ろうとボウルに材料を入れていく。
すると、隣から誰かの声が聞こえた。
?「うわー!すっごい豪華だし、美味しそう…1つもーらい!」
声のする方を見れば、髪がオレンジの子が目をキラキラさせながら作った料理をつまみ食いしていた。
『えっ?なんで食べてんの!?』
?「んー?うまそうだったから!」
うまそうだからって…いや、それは素直に嬉しいけどね?その前にどちらさん?←
『えっと……君は?』
?「あ、俺は浦島虎徹!えーっと、そっちは…あるじさん?」
『あ、うん!新しく主的なものになったなまえですっ、よろしくね?』
浦島虎徹…なんか浦島太郎みたいだなぁ…
なんて思っていれば浦島くんは私を見てにこっと笑った
浦島「えっへへ、なまえって可愛い名前だな!」
『……え?』
私はその言葉に硬直した
ここに来てから1度も名前を褒められたことがなかったからだ
嬉しいけど、照れくさいこの気持ちがくすぐったかった。