第14章 宴の準備
そういえば包丁くんどこいった?
さっきから様子が見えないけど……
周りを見渡せば、お菓子コーナーにしゃがみこんで目をキラキラさせながらジーっとお菓子を見ていた。
『包丁くん、お菓子欲しいの?』
包丁「あ、うん…!俺、お菓子大好きだから!」
あぁ、人妻とか言わなければ純粋にすごく可愛い…
人妻はいいんだよ、お菓子って言ってたらそれで可愛いんだから!
まぁこの見た目にして人妻好きってゆうのもいいギャップで可愛いんだけどね!
『じゃあお菓子買おうか。包丁くん自分で好きなの選んでいいよ?』
包丁「本当か!?へへっ、ありがとう!主は人妻みたいに優しいなぁ」
私の言葉に嬉しそうにお菓子を選び出す包丁。
その姿は汚れのない純粋そのものだ
『優しい?怒ったら怖いかもよ〜?』
包丁「お、怒らせないようにするぞ……」
『ははっ、大丈夫、怒らないよ!さて、私もお酒のおつまみにするのにスナック菓子でも買っていこうかなぁ』
私は包丁くんと一緒にお菓子を選んだ。
すると包丁くんがたくさんのお菓子を手に抱えている
え、それ全部買うのか……多くね?
まぁ高いものじゃないからいいけど…!
お菓子コーナーを見ていれば、ハート型の金平糖を見つけ私は手に取った。
『あ、これ清光にあげようっと』
今日の御褒美に清光へのハート型の金平糖を買った。
しばらくすると、清光が荷物持ちを引き連れて戻ってきた。