第14章 宴の準備
燭台切「了解だよ。皆に声をかけておくからね」
『ありがとう!じゃあとりあえずお財布持ってくるから、清光と包丁くんは少しだけ待っててもらっていいかな?』
包丁「わかった!」
加州「待ってるね?」
皆は、遠征で持ち帰ってきたら資材を運ぶ為に本丸に入っていった。
私は2人に報告してから、部屋に財布を取りに向かった
包丁「初めての買い物ワクワクする!」
加州「そっか、包丁は顕現されて間もないから初体験が多いってわけか」
包丁「ねぇねぇ、今の主は優しいの?」
加州「うん、優しいよ。だって俺の主だもん」
包丁「でも今日からは俺の主でもあるんだからね!」
加州「はいはい」
なまえが財布を取りに行ってる間、2人は他愛もない話をしていた。
そして数分経てばなまえが小走りで戻ってきた。
『おまたせー!じゃあ行こっか!』
加州「うん、じゃあ……はい」
清光がいきなり私の左手を握ってきた。
『へ?清光?』
加州「主が迷子になったら大変だし…俺が握っててあげるね」
……え、何、トキメク!
手握ってくるところも可愛いが、理由もなんか可愛いぞ清光!愛してる!!
すると、右手にも何か触れた。
包丁「加州ばっかりずるい!俺も主を守ってあげるんだからな!」
『…ありがとう2人とも…、すごく嬉しいよ…!』
あぁ、可愛い子達と買い物に行けるなんて嬉しすぎるわ……しかも手繋いで行けるとか嬉しい!
そして私たちは万屋へと向かった。