第13章 初遠征
?「初の遠征ですか……。私達もそろそろ動き出さなくては……」
?「そうだねぇ〜。ま、あの主だったら自由にやれそうだからアタシは別に認めてもいいんだけどね〜」
遠征に送り出すなまえを影から見て呟く二つの影があった。
『……行っちゃった…このあと予定ないし、本丸探索でもしよっかな』
もちろん誰か連れていくけどね!!
危ない刀に遭遇したら嫌だし!
私は本丸の中で待ちながら探索をしようと中に入れば、いきなり目の前に誰かが立ちはだかった。
?「アンタ、ここの主だよね?」
『……へ?あ、そ、そうですが…』
?「アタシ、次郎太刀!みんながワイワイしてるから羨ましくなっちゃってさぁ〜、アタシらも仲間に入れてくれない?とって食いはしないからさ!」
『え?仲間になってくれるの!?それなら大歓迎ですよー!ウェルカムウェルカム!』
いきなり次郎太刀さんという、綺麗な方が仲間になりたいと言ってきた。
なんだ、いきなり仲間が増えるって嬉しいな!
だって自分から危険に突っ込まなくて済むからね!
?「私は、太郎太刀といいます…ずっと様子を伺っていましたが、皆さんから慕われているようで。」
『え、慕われて……るのかな…。最近バカにされることもあるんですが…』