第2章 刀剣男子
『………おし、完璧!』
何やら騒がしかったが、とりあえずイケメンさんの手入れを終えてノルマは達成した。
こんのすけ「主さま!お疲れさまでした!」
?「ん……あれ、自分…」
ちょっとしてから目を覚まし、身体を起こして辺りを見渡すイケメンさん。
その瞬間にショタ二人がイケメンさんに飛びついた。
蛍丸・愛染「国行…!!!」
?「蛍…それに愛染…!なんで蛍が…ここに…。愛染も無傷…?どうなってはるん?」
蛍丸「新しく来た主が治してくれたんだよ。国行のことも、俺たちのことも」
?「新しい…審神者…?」
蛍丸の言葉にこちらをジロっと見てくるイケメンさん。
いや、目が殺気立ってマス。
そんな事を思っていれば、イケメンさんがこちらに寄ってきた。
?「審神者なんて…いらんのですわ…」
こちらを見つめた後に、刀を私の首に当てながら悲しそうな面持ちでそう言い放った。
『………えっ』
首元に突き付けられた刀にじんわりと汗が出る。
愛染「主…!!」
『へ?…うわっ…!!!』
愛染の声にハッとすれば、愛染にいきなり後ろに身体を引かれそのまま倒れた隙にイケメンさんの刀を蛍丸が大きな自分の刀で弾き飛ばした。
蛍丸「主を傷つけるなら、国行でも許さない」