第13章 初遠征
私はあれから部屋に戻ってきてゆっくりとくつろいでいる。
『あー…私の部屋は静かだ…』
静かなのは今だけだろうけどね!
すぐに騒がしくなるんだから…我が本丸…
すると、バタバタと誰かが廊下を走っている
その足音は私の部屋に近づいてきた
ほら、また………←
加州「主!!!」
いきなり襖が勢いよく開いたと思えば、清光が立っていた。
『清光どうしたの?そんなに慌てて』
私が訪ねると、清光は部屋にずかずかと入ってくれば私の肩を掴んだ。
加州「主!なんでよりによって俺が遠征部隊なの…!?」
『だって資材必要だし…?みんな行きたがらないから長谷部に決めてもらったの』
清光は自分が遠征部隊に入れられたことが納得いかないらしい。
逆になんでそんなに嫌なのか…私には理解ができない
加州「俺じゃなくて安定にして!お願いだから!」
『…なんで清光はそんなに遠征が嫌なの?』
加州「…そ、それは……」
清光は言いにくそうに目を逸らして言葉を詰まらせる。
『理由があるなら言って?無理に遠征に行かせる訳にも行かないし、変更だってできるからね?』
加州「ほんと?変更してくれるの?」
『うん、もちろん!』
清光は私の言葉に、嬉しそう目を輝かせる。
そして口を開いて理由を述べ始めた