第13章 初遠征
長谷部「では、主命により俺が決めさせてもらう。俺に今剣。他は…加州、三日月、山姥切、燭台切、以上だ」
加州「えー……嫌なんだけど。主から離れるなんて絶対嫌だ」
何を言ってる、たかが10分でしょうが。
まぁ、あとは長谷部に任せよう。
長谷部「主、いかがでしょう?」
『え?あ、うん!いいよ!』
今剣「ぼく、資材集めがんばってきます!」
加州「はぁ、最悪……主、俺のこと忘れないでよ?」
三日月「久しぶりの遠征か…いい散歩になりそうだ」
山姥切「……」
燭台切「遠征もカッコよく決めたいよね!」
やる気出して頑張って!と私は心の中で思った。
こうして、午後に遠征部隊が出発することになった。
資材があると何かと便利そうだし。
なるべく沢山持ち帰ってきてもらおうっと。
『あ、長谷部と今剣は怪我があるから後で部屋に来て?手入れしなきゃ心配で遠征なんて出せないから』
長谷部「主…俺なんかの心配を…ぐすっ」
どんだけ嬉しいの!?
泣くほどのこと!?
まぁ、いい子なんだろうね、長谷部
話が済んでから、みんなは自室に戻っていった。
私もとりあえず部屋で休むかと思い、長谷部に声をかける
『私は部屋に戻るね?』
長谷部「ええ…、後で部屋に伺います」
『うん、待ってるね?』
そして私は広間を出て自室に戻った。