第13章 初遠征
『長谷部、今日の午後に遠征に行ってもらえる?』
長谷部「主命とあらば」
予期せぬ仲間の到来に私は救われた。
長谷部、本当にありがとう…
『長谷部1人だと何かあった時に不安だから、後5人は欲しいかなぁ…もう一度聞くけど誰か行ってくれる人いる?』
広間を見渡せば悩んでいる様子の刀剣。
今剣「あの、ぼくいきます……岩融のために!」
『今剣ー…ありがとう、絶対直すからね?』
長谷部に今剣が立候補してくれたが、残り4人が決まらずにいた。
すると、痺れを切らしたように長谷部が口を開いた。
長谷部「貴様ら!主を困らせるんじゃない!さっさと立候補をしろ!しないなら俺が決める」
……は、長谷部さん?
なんか思ってたキャラと違っ……←
貴様らとか言ってるけど!?
主にはデレなのね…それはそれで萌える…!
私がぼーっとしていれば、長谷部に声をかけられた。
長谷部「主、すみません…声を荒らげてしまい。それで、遠征のメンバーですが…立候補する気配もないので俺が決めてもいいですか?」
『え、決めてくれるの?助かるよ〜、頼んだ!』
長谷部「この長谷部が、主の負担を減らします」
ぎゃぁぁぁあああ!
イケメンかよ!!!!完璧すぎる!!