第13章 初遠征
あれから私は着替えて、小夜と今剣を起こし美味しい朝食の待つ広間に向かった。
広間を見渡せば、席に座っているまんばくんがいた。
昨日までは居なかったから今日から一緒に食べるんだなぁと思っていれば誰かに腕を引かれた。
蛍丸「主、こっち座って」
手を引いたのは蛍丸
余程、私を隣に座らせたいのかグイグイ引っ張られる。
『わ、わかったから!引っ張りすぎ…!』
私は蛍丸に言われるがまま席についた。
今剣「ぼくも、主さまと食べたいです!」
小夜「僕も…」
それに釣られるように、私のそばに2人も空いてる席に座った。
あぁ、朝からヘブンすぎはしないか?
右には蛍丸、左には小夜、斜め左には今剣、目の前には明石……明石?
あれ、ヘブンが少しだけ崩壊した
明石「おはようさん」
『おはよう…って、なんで目の前…』
明石「主はんが自分の目の前に座りはったんやろ?」
朝から殴りたい衝動が……←
『ほたるん!小夜ちゃん!今剣!今日も可愛いねー!』
明石の言葉を聞かないようにわざとデカイ声で近くにいるショタを褒める。
その言葉に広間に居た刀剣達がこちらを向いてガン見してきた。
『……え?なに?』
明石「主はんが贔屓してはります〜」
乱「贔屓?ボク、もっと可愛がられたい!」
清光「主…贔屓してるの?俺は?俺は可愛くない?」