第13章 初遠征
蛍丸「主、起きてよ」
『ん…』
翌朝、誰かが私を呼んでいる。
まだ眠たい気持ちがあるが、なんだかお腹辺りに重みを感じる
その違和感に目を覚ます。
『んー…?』
目を開くと、私に馬乗りしている蛍丸が映った。
『ん?ほたるん!?きゃっはー、朝からほたるんが拝めるなんて幸せ!』
蛍丸の存在に嬉しくなり、馬乗りになっている蛍丸の太ももを撫でた。
蛍丸「はぁ、主最近構ってくれないし…部屋に来てみれば小夜と今剣と寝てるし……。俺だって主と寝たいのに…」
『あ、ごめんね…今度ほたるんも一緒に寝よう?私はほたるんなら大歓迎だから!』
蛍丸「ほんと?大歓迎なの?」
『当たり前だよ!私はほたるん大好きだからね!』
私の言葉に嬉しそうに抱きついてくる蛍丸。
へ、ヘブンだ……
蛍丸「早く起きて?朝ごはん食べよ?」
ああああ、破壊的な可愛さ!
とりあえず、ご飯にする?お風呂にする?それとも俺?とか言ってほしいレベルに可愛い!!!
『うん、じゃあ先に行ってて?私着替えしてから、この2人起こすから!』
蛍丸「うん、わかった。今日は俺の隣ね?」
そう言い残せば、蛍丸は私の上から降りて部屋を出ていった。
あぁ……マイエンジェル……