第12章 天使と夜の幸せ
『今剣…いい子だ!いやぁ、仲良くなれることは私も嬉しいからね!』
この本丸にどれだけの刀剣が居るのかわからないけど、きっと嫌だって言っても会うことにはなるからな、きっと。
いい子だったらいいなぁ…鶴丸みたいなのはもう充分だけど!
小夜「やっぱり……主、すき…」
今剣「ぼくも、主さまだいすきです!」
『……うぅ、嬉しいよ私は…こんな可愛い子に好かれて…幸せ…!ありがとう、私も大好き!!』
そう言って2人を強くぎゅっと抱きしめた。
今日は素晴らしい夜だ……
小夜「…………///」
今剣「ははっ、主さま〜♪」
『可愛すぎる……。さて、もう夜も更けてきたし…ぼちぼち寝ようか!私真ん中でいい?』
今剣「はい!主さまが真ん中でいいですよ!」
小夜「……主が真ん中ならくっついて眠れる」
くっついて眠れるとか可愛すぎるだろ!!
朝まで離さないぜ……お前ら…
『うん、くっついて寝ようね〜。』
私は布団に入り込み、2人を隣に寝かせた。
風邪ひかないように布団を被せてあげれば、2人は私に抱きついてきた。
今剣「主さま、おやすみなさい…」
小夜「……おやすみ、主…」
『うん、おやすみ。また明日ね?』
その内、2人はスッと眠りについてしまった。
2人の寝顔を見ながら髪を撫でていたが、そのうちに私も眠りについた。