第12章 天使と夜の幸せ
部屋に戻ってきた私達は、とりあえず布団の上に座った。
『小夜ちゃん、大丈夫?』
小夜「うん…主が助けてくれたから……」
『良かった…それで?何があったの?』
小夜は何とか泣き止んだみたいだが、未だに俯き気味である。
それを見た今剣も心配そうな眼差しで見つめている
私は何があったのか尋ねると、小夜は色々と話してくれた。
〜 数分後 〜
『そうだったんだね…小夜ちゃんは、私のことを兄達にも認めて欲しかったってことか…』
小夜「うん……」
今剣「その気持ちわかります…ぼくも、岩融が主さまを認めてくれなかったらすごくさみしい気持ちになります……」
あぁ、なんていい子なんだろうか。
小夜は兄達に、私を認めて欲しかったらしい。
可愛すぎる……もう愛してる小夜ちゃんに今剣くん
『小夜ちゃん…私は大丈夫だよ?認めてもらえる日が来ると思うし…意地でも仲間にしてみせるから!安心して!』
小夜「じゃあ……兄様達とも、仲良くしてくれる?」
『もちろんだよ!するする!話してればその内私のことも警戒しなくなると思うしね?』
今剣「ぼくも、さいしょはあるじさまをけいかいしてました…でもおはなししたらおもってた方とは真逆で…。やっぱり話さないとわからないですね…!」