第11章 着替えを盗んだ変態
『ありがと髭切!いやぁ、そう言ってもらえると嬉しいよ…ほんと』
膝丸「ま、まぁ……何かあったら頼れ」
『膝丸もありがとね!2人とも愛してる!』
膝丸「あ、あいっ……////!?」
髭切「君にそう言ってもらえると嬉しいな」
膝丸は再び赤面し、髭切は嬉しそうに微笑んでいる。
兄弟でもこんなに反応が違うのかと感心した←
すると、暫く眠っていた小夜と今剣が目を覚ました。
今剣「ん…、あれ?ぼくねちゃってたみたいです……」
小夜「僕も……寝てた」
寝ぼけたように目を擦っている2人が可愛すぎて、私は自然と口元が緩んでしまう。
『おはよう、2人とも!よく寝てたねっ。もしかして…夜眠れてなかった?』
今剣「…毎晩、辛い毎日を思い出して…目を閉じれば夢にまで見るんです……。だから、眠るのが怖くて…」
前任、まじで許さんぞ!!
可愛いショタに何してくれとんじゃぁぁぁああ!
『そうだったんだ…辛かったね。じゃあ今日から一緒に寝よっか?』
今剣「え?いいんですか?」
『もちろん!岩融が治るまで一緒に寝ようね?』
今剣「は、はい!ありがとうございます…!」
嬉しそうにとびっきりの笑顔を見せてくれる今剣を見て私は少し安心した。