第11章 着替えを盗んだ変態
『いや、そうなんだけど!こんな…話を聞いてくれるような刀剣男子が居るなんて……ありえないし』
?「うんうん、新しい主さんは面白いね。そうだね…此処はブラック本丸ってゆう異名を付けられてしまったけど…僕達はここの本丸に来て日が浅いんだ。だから前任の事もよく知らなくてね…だから古株の刀剣達みたいに酷い目に遭わされたってわけでもないんだ」
?「俺達が本丸に来てすぐに審神者は居なくなった。そして新しい主がお前だったってことだ。だから斬る気もないし、斬る理由すらない」
『な、んだと……こんな刀剣男子もいるのか…どうやら私の視野は狭かったらしいな……良かったらこれから私のよき理解者としてお友達になりませんか!』
この出会いは貴重だ…、今のうちに仲良くならなくては!
?「うん、もちろん。仲良くしようね?あ、僕の名前は髭切。よろしくね?」
?「…俺は膝丸だ」
『髭丸さんに膝切さんだね!』
膝丸「……いや、なんか違うぞ」
髭切「ははっ、本当に愉快な主さんだね。僕が髭切で、こっちが……えーっと…、なんだったかな…」
膝丸「…兄者……っ、また俺の名を……」
髭切さんに膝丸さんね、よし、覚えた。
それにしてもなんだろう、この漫才みたいな感じ←
一緒にいるのに名前を忘れちゃうとか……ほんと髭切さんってふわふわしてるな…見た目通り。
まるで空に浮いてる雲のようだ……
名前忘れられて泣きそうになってる膝丸、ドンマイ☆