第11章 着替えを盗んだ変態
小夜「ん……その………」
頬をピンク色にしながら目を泳がせている小夜。
言葉が詰まっていてなかなか言い出してこない
いや、可愛すぎだよ小夜ちゃん!!
そんな気持ちを抑えながら再び話を切り出しやすく話しかけた。
『遠慮しなくていいから何でも言って?ねっ?』
小夜「うん……。えっと…僕も…甘えたい……」
『…………え?』
待って、なにこれ、可愛さの出血サービス?
小夜ちゃんかわいすぎるうううう!
甘えたいとか、可愛い!それに嬉しい!
もうたっくさん甘えてほしいよ私は!
寧ろ私にだけ甘えてほしいよ、うん!
そんなことを考えているなんて小夜は知らず、不安そうに私の顔をじっと見ている。
『小夜ちゃん……』
小夜「……やっぱり…ダメ……?」
首を少し傾げながら聞いてくるこの子がたまらなく可愛い。
誘拐されちゃうレベルだから。ほんとに危ないから。
他の人の前ではこんな事をしてはいけません
『ダメなわけないじゃないか!寧ろもっともっと甘えてほしいよ私は!ショタから甘えられるなんて天まで登れる気分だよっ』
小夜「よかった……嬉しい…」
『可愛いよ、小夜ちゃん…ささ、近くにおいで』
手招きすれば、小夜は私に近付き横からぎゅっと抱き着いてきた。
小夜「…安心する……」
『良かった…小夜ちゃんよしよし』
抱き着いてきた小夜を撫でれば嬉しそうに照れ笑いをした。