第11章 着替えを盗んだ変態
明石「んー、わからへんかなぁ…。前任の事は皆好きやなかったんですわ…嫌いな奴と夜伽しても嫌悪感しかないです」
『……ん?嫌いな奴と夜伽しても……え?じゃあ、私のことは好きってこと!?』
明石「そーです。好きな人とは夜伽したくなるもんでしょ」
え?まじで言ってんの?
私冗談で言ったつもりだったんだけど…
『…………え?好きってゆうのは主としてでしょ?』
明石「主としても好きやけど、なんてゆうか…それとまた別の好きっていうか…」
なんだとぉぉおおおお!!
恥ずかしくなってくるじゃん!
やめとけよ!不意打ちは!
『明石、とりあえず落ち着いて…』
明石「いや、主はんこそ落ち着いた方がいいんちゃいます?」
た、確かに……
いきなりの好きに冷や汗が止まらない…!
私は好きと言われたことが人生で一度もない
つまり恋愛に関する免疫は無いのだ
『明石、ごめん…私には蛍丸ってゆう可愛い恋人が……』
ここは何もなかったかのように流そう
いきなりで頭がついて行かないから
明石「蛍丸と付き合ってないやろ、自分」
『わ、私はショタが好きなのさ!』
明石「……そんなに自分の事嫌なん?」
明石は更に抱きしめながら耳元で囁いてくる。
な、な、なんなんだー!!エロいぞ!